「NISAを始めたら含み損が出た。どうすればいいの?」
投資を始めたばかりのころ、口座を開いたら早速マイナスになっていて焦りました。でも正しく対処すれば、含み損は長期投資において「よくあること」であり、パニックになる必要はないとわかりました。
この記事でわかること:
・含み損が出たときにやるべきこと・やってはいけないこと
・長期投資における含み損の正しいとらえ方
・メンタルを維持するための考え方
含み損とは何か
含み損とは「今売ると損失が出る状態」のことです。たとえば10万円で買ったファンドが8万円になっていれば、含み損は2万円です。ただしこれは「売るまで確定しない損失」です。
ポイントは「売らなければ損失は確定しない」ということです。長期投資の大原則は、価格が下がっても売らずに保有し続けることです。
含み損が出たときにやるべきこと
- 積立を止めない:価格が下がっているときは、同じ金額でより多くの口数を購入できます。これが「ドルコスト平均法」の効果です。下落局面こそ積立を続けることが長期的には有利です。
- 下がった原因を確認する:世界的な株安なのか、特定の銘柄の問題なのかを確認します。オルカンやS&P500への積立なら、一時的な下落は世界経済が回復すれば戻ります。
- 生活費には手をつけない:投資資金は「使わなくていいお金」で運用している前提なので、含み損になっても生活に影響はないはずです。もし生活を圧迫しているなら投資額の見直しが必要です。
含み損が出たときにやってはいけないこと
- 狼狽売りをする:下落時に感情的に売却するのは最悪です。損失を確定させた上に、その後の回復の恩恵を受けられません。
- 「早く元に戻ったら売ろう」と考える:損失を取り返そうとする心理から「元値まで戻ったら売る」と決めてしまうのも危険です。それでは長期投資の恩恵を受けられません。
- 毎日口座を確認する:短期的な変動を毎日見ていると精神的に消耗します。長期投資なら月1回の確認で十分です。
過去の下落から学ぶ
歴史的に見ると、世界株式インデックスは大きな下落を繰り返しながらも長期的には右肩上がりを続けています。
| 出来事 | 最大下落率 | 回復までの期間(目安) |
|---|---|---|
| リーマンショック(2008年) | 約▲50% | 約5年 |
| コロナショック(2020年) | 約▲35% | 約6ヶ月 |
| ITバブル崩壊(2000年) | 約▲48% | 約7年 |
どの大暴落も、長期で保有し続けた人は最終的にプラスになっています。問題は「売ってしまった人」です。
よくある疑問Q&A
Q:含み損が大きくなりすぎたら損切りすべきですか?
A:インデックスファンドへの長期積立なら、基本的に損切りは不要です。損切りが有効なのは、個別株や回復が見込めない銘柄へのケースが多いです。
Q:含み損の間は積立を増やすべきですか?
A:余裕資金があれば増額は合理的です。「安い時に多く買う」ことができます。ただし無理をして生活費を削るのはNGです。
Q:新NISAは損失が出てもNISA枠は復活しますか?
A:売却した場合は翌年に枠が復活します。ただし含み損のまま保有している間は枠は消費されたままです。
まとめ
- 含み損は売るまで確定しない。長期投資では「よくあること」
- 下落時こそ積立を続けることが長期的に有利(ドルコスト平均法)
- 狼狽売りと毎日の口座確認が最大の敵
- 歴史的に世界株式は大暴落後も回復・上昇を繰り返している
含み損が出ても、やることはシンプルです。「積立を続ける」「売らない」「口座を頻繁に見ない」。この3つだけです。
※この記事は私個人の考えをもとに書いています。投資には元本割れリスクがあります。投資判断は自己責任でお願いします。

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