年末調整で損しないために会社員がやること|iDeCoと保険料控除の確認

「年末調整、なんとなく提出するだけになっていませんか?」

会社員は毎年秋〜冬に年末調整の書類を提出します。正しく記入すれば税金が戻ってくるのに、「よくわからないからとりあえず空欄」にしている人が意外と多いです。知っているだけで数万円変わることもあります。

この記事でわかること:
・年末調整で記入すべき主な控除項目
・iDeCoの小規模企業共済等掛金控除の書き方
・よくある記入漏れと注意点

年末調整とは何か

会社員は毎月給与から所得税が源泉徴収されています。ただしこれは概算額なので、年末に実際の年収・控除額をもとに正確な税額を計算し直すのが年末調整です。払いすぎた税金は還付され、不足分は追加徴収されます。

記入すべき主な控除項目

控除の種類内容節税額の目安
生命保険料控除支払った生命保険・医療保険・個人年金の保険料年数千〜数万円
地震保険料控除地震保険の保険料(賃貸は火災保険には適用なし)年数千円
小規模企業共済等掛金控除iDeCoの掛金(全額控除)年数万円〜
住宅ローン控除住宅ローン残高に応じた控除(2年目以降)年数万〜数十万円
配偶者控除・扶養控除配偶者・扶養家族がいる場合年数万円〜

iDeCoをやっている人が必ず書くべき項目

iDeCoをやっている方は「小規模企業共済等掛金控除」の欄に掛金額を記入します。これを書かないと控除が受けられず、本来戻ってくるはずの税金が戻ってきません。

記入方法:
・国民年金基金連合会から10月頃に「小規模企業共済等掛金払込証明書」が届きます
・証明書に記載された「払込額」を年末調整の「小規模企業共済等掛金控除」欄に転記します
・証明書は書類に添付して会社へ提出します

たとえば年間27.6万円(月2.3万円×12ヶ月)を掛けている場合、27.6万円が全額所得控除になります。年収500万円の人なら約5.5万円の節税です。

生命保険料控除のポイント

10月〜11月頃に保険会社から「生命保険料控除証明書」が届きます。これを年末調整の書類に記入・添付します。

保険の種類によって「一般生命保険料控除」「介護医療保険料控除」「個人年金保険料控除」の3種類に分類されます。証明書に記載の区分を確認して、正しい欄に記入します。

よくある記入漏れ・ミス

  • iDeCoの証明書を添付し忘れる:控除証明書の添付がないと控除が受けられません
  • 配偶者の収入確認を怠る:配偶者控除は配偶者の年収が150万円以下(一般的)かどうかで変わります
  • 保険会社が複数ある場合の記入漏れ:複数の保険契約がある場合、すべての証明書を確認します

よくある疑問Q&A

Q:年末調整で申告できなかった控除は確定申告で取り戻せますか?
A:はい。翌年3月15日までに確定申告をすれば、年末調整で申告し忘れた控除を適用できます。

Q:ふるさと納税はワンストップ特例を使えば年末調整に書かなくていいですか?
A:はい。ワンストップ特例を申請している場合、ふるさと納税は年末調整・確定申告どちらでも申告不要です。

まとめ

  • 年末調整は「正しく書くだけ」で数万円の節税になる
  • iDeCoをやっている人は小規模企業共済等掛金控除を必ず記入
  • 10月〜11月に届く証明書は捨てずに保管する
  • 書き忘れても確定申告で取り戻せる

年末調整は毎年やってくる確実な節税チャンスです。証明書が届いたら捨てずに保管して、記入漏れがないか確認する習慣をつけましょう。

※税制は変更になる場合があります。詳細は国税庁のサイトや会社の担当部署にご確認ください。

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